辛いからこそ愛が大事。
足を怪我してから、『夜と霧』を半分以上読んだ。
『夜と霧』にはすごい励まされているようで、
読んでいて悲しくなるときもある。
助けられたという面では、本当に足が酷かったお正月。
体が弱い人や足が怪我して労働者として適さなくなった人とかはガス室送りというのを読んで(整形外科の待合室でがーっとお正月に読んでた。)
自分、持病もちで、子どもの頃から目が悪くて、ギプスと松葉杖だけど、生かされている。
たまに酷い親だけど、稼ぎの少ない長女の私を手元に置いて、一応心配されてるし、ご飯も食べさせてもらえる。
私が大戦中のユダヤ人だったら?
殺されてるな…。
しみじみ、この何の罪もなく、殺されてしまった人たちを思えば
自分は労災を認めてもらえなくても、ご飯食べれて、死んでないだけマシなんだと思った。
悲しいと思うのは、筆者たちが辛い労働の中、愛する奥さんたちを思い出して、励まされるのだけど
奥さんはもう既にガス室送りで、もう思いを馳せる頃には生きてはいなかった。という感じの文。
私は辛いからか、窓から見える青年に、短い間だけど恋をした。
彼が窓の側にいるだけで、幸せだった。
いつか足が治ったら、彼に「いつもありがとう。」と直接言いたかった。
でも彼は、異動してしまって、勇気を出したお別れのラブレターも返事がない。
また私は恋をした。
漫画のキャラクターの青年に。
私とは結ばれないけど、毎日その青年の照れた顔やらを読むのが、
この憂鬱な不安を少しでも、打ち消してくれた。
しかしネタバレをつい読んでしまった。
ヒロインとその青年は、結ばれない…。
その青年が死ぬより、ずっと良いけれど
何だかドンヨリ。
ああ、あ…。夢が少し醒めちゃう。
誰か私に愛を頂戴。
旅行中の母が珍しく電話してきた。
いつもすっぽかしてるのに。
「お土産屋が全然ないの…だから期待しないで。ちゃんとご飯食べてる?」と。
一応、愛かな。
でも血の繋がらない人にも愛されたい。
必要とされたい。
それが、仕事でもいい。
歳の近い清潔感のある男性でも良いよ。
フツメンでもイケメンでも、ストーカーじみた人は御免だ。
マズローさん、これは欲求?
私は生活もケチってるけど、寂しいよ。