怪我ニートの備忘録(仮)

現在、怪我でニート中です。リハビリや家で思うことなどを気軽に書いてみます。

すっぽかされた過去と、頼ろうとする母

私は、良くも悪くもお嬢様らしくみえるらしい。

まだ父の勤めている会社が、安定していた頃は、中流のいいお家だったけど。

でも、みんなが思うほど幸せではない。

小さい頃は、放置されて育った悲しい子どもだ。

小一の頃、欲しいオモチャを買ってもらった。

シールメーカーだ。

シールをカットするために、大きなカッターがついていた。

大人と一緒に遊んでね。そう説明書に大きく書いてあった。

私は大人の家族に訊いたけど、誰も一緒に作ってくれなかった。

結局、一度も遊ばずに、6歳から18歳くらいになり、捨てた。

説明書を一人で読めるころには、
そのシールを貼り付けたいお年頃ではなくなっていた。


だから、両親から、今は母から
説明書を読まずに、私を頼ってくると
すごくイライラする。
あとは自分でやれッ!と、ついつい人前で怒鳴ってしまった。

きっと、それを見た人は
冷たい酷い娘で、お母さん可哀相と思うだろう。

でも、6歳の私の方が可哀相だったの…。



ねぇ?年齢1桁の子どもでないのだから
自分で調べて駄目だったら、訊いてよ。
6歳の私がどれだけ悲しかったか…。

あーあ。タイムスリップできたら

この今の暇な時間、小さな私と遊んであげたい。

あのシールメーカーで。

お兄ちゃんと比べられるけど、ナミデちゃんなりにやれば良いんだよって

励ましてあげたい。


それはできない…。

だから知らない子供でも、
私は話しかけられるとなるべくこたえてあげる。

今日も知らない保育園児の男の子に、手を振って帰って来た。