読みかけの三国志、Amazonプライムデー
「登場人物が沢山出てくる話を読みなさい。」
そう私たちに仰ったのは、心理学の先生のお婆ちゃん先生。
ぱっと見、お婆ちゃん。でも、お婆ちゃんの世代にしては、すごい学歴を持っている。
「カラマーゾフの兄弟がオススメです。」
そう仰ったから、ケチな兄に
「ブックオフでもいいから、私の誕生日プレゼントはカラマーゾフの兄弟全巻ね。」と頼んだ。
私って…古本でもいいよなんて、財布に優しい妹だと思う。
なのに兄は…エリートな一流大院生であるのに
翻訳者と出版社バラバラな上中下揃えて渡した。
さすがに、怒った。
私「本当にお兄ちゃんは、あの○○大理系に入る頭あるの?(=o=;)」
たぶん、古本屋の一箇所で揃わなかったから、バラバラでいいやって頭なんだろう。
他にもネジ外れているのか?って話はあるけど…。
話を戻して、カラマーゾフの兄弟は読み終えるまで半年かかった。
長かった…面白かったけど。
でも、そんな難解な小説を読んだって、今の私は…、
いや就活でそもそも惨敗。
でも、老人ホームでは、役に立った。
ブラックな労働環境だったけど、教養あるご老人には受けた。
別に全員が介護必要ってわけではなかったけど、重い人は重かった。
ちなちに私は罪と罰は全部まだ読んでない。
読んでたら、老人ホームが嫌になると思った。
斧を欲しくなったら嫌だ。
はあ…でも、
しばらくは老人介護に戻るつもりはないから、
読むなら今なのかなぁ?
そのお婆ちゃん先生に「半年かけて読みました。ミーチャが好きです。」と手紙を書いたら
とても喜んでいた。
三流大で、バイトもせず(半分家庭の事情もあるけど)、長編小説に挑むのなんて、私くらいだよなぁ。
カラマーゾフ以来、長編小説に少し抵抗は薄くなった。
だから、苦手な三国志(吉川版、全8巻)に挑戦しようと思った。
兄が読んでいたというのもあるけど。
kindleで8冊まとめ買い、安かった。
しかし、kindleは初めて使用してから3年くらいで壊れてしまった。
三国志まだ3巻の途中なのに。
おまけに三国志のドラマちまちま借りてたツタヤ閉店…_| ̄|○
kindleが使えないこの半年間は、辛かった。
すごく近視の私には本の文字が小さい。(ハズキルーペが欲しいかも?)
kindleなら、文字大きくできるのに…。
(その代り電車で、後から知らないスーツの爺さんに「三国志読んでるのか…」って言われたときは、少し不快だった。)
しかし、Amazonプライムデーで
買ってしまった…。
どうせ、また3年目くらいで壊れるだろうkindle。
今度のkindleは3Gなし、広告つき。
仕方ない。そもそもお金ないんだもん。
kindleもっと早く買えばよかったーって
今まで、思っていた。壊れるまでは。
でも、壊れたら途中で読めなくなったストレス、
また小さい文字に戻ったイライラ
また遡って記憶をおこすことを考えると、
紙も捨てたものではないと思った。